ゲストハウスますきち(瀬戸市/愛知県)

「ゲストハウスますきち」は、瀬戸物の産地として名高い瀬戸市のまちなかにあり、明治時代の陶工、川本桝吉が暮らした築140年の古民家をつかった、風情あるゲストハウスだ。

オーナーの南さんはこの街が地元ながら、北海道の大学に通っていた。大学4年生でゲストハウスの立ち上げを決意。瀬戸のまちなかで、30年以上の間ほとんど使われていなかったこの古民家を知り、クラウドファンディングや地元大工の力を借りながら、自力で作り上げたゲストハウスだ。

ますきちの正面。2階建て瓦葺きの古民家。年月を感じる大樹に包まれている。

南さんが住み込んでお客様を迎えるこのゲストハウス。実は、彼以外にも住人がいるシェアハウスでもある。そのなかのひとり”ほや子ちゃん”は、「ほやほや」と言う名の地域メディアをつくり、ここを拠点に瀬戸の街のさまざまな表情を綴っている。旅好きの南さんがいないときは、ほや子ちゃんが女将。「ほやほや」で見せるとおりのほんわかした雰囲気で迎えてくれる。
ほやほや

ベッドの実測。木製2段ベッドの下段。
実測イラスト(クリックで拡大)

ベッド

大工さんが造作した、がっしりとした2段ベッド。必要十分なシンプル仕様。

枕元の柵にちょっとした携帯電話置き場があるのは嬉しい。電源が2口あるが1口が照明用に使われているため、携帯電話以外を充電するには工夫が必要。

ハンガーはベッドの壁側にかけられるようになっているが、フックをよく見ると古いガイシ。昔は電線を引っ掛け、今は服を引っ掛けているのが面白い。

ベッド空間の高さは十分あるものの、カーテンは長手方向のみなので、中での着替えは難しいかも。

※私のベッドが隅にあり全景を取れなかったため、別のベッドを撮影しました

  • ベッド空間寸法:2040(長手)×1000(幅)×1000(高さ)
  • ふとん:マットレス 厚さ約110 シーツはセット済み
  • 個人用照明:あり(1つ) 枕元読書灯 調光なし
  • 充電環境:あり 100Vコンセント×1口
  • セキュリティボックス:なし
  • ハンガー:備付け2本
  • 個人用テレビ・情報端末等:なし
  • 構造:木製ベッド(造作)
  • ベッド外荷物置き場:ドミ内通路とベッド下

寝室エリア

  • ドミトリー・6人共有(混合ドミ)3人共有(女性ドミ)
    別に、洋式個室(4人まで)、和式個室(3人まで)あり
  • 寝室と他の室は戸で区切られ防音OK
  • トイレ:1室/ 16人 洗浄便器
  • シャワー:1基/ 16人 バスタブあり バスタオル100円
    シャンプー/ボディーソープ 備付け
  • 洗面台:2台/ 16人 水のみ
  • ドライヤー: 1台/16人
  • コインランドリー:なし
  • セキュリティ:室鍵なし(ドミ)、室鍵付き(個室)

共有部

  • 共有リビング:主屋にあり 24時間開放だが23時消灯
    洋式ロビー(テーブル・ソファー・ラグ)
    和式大広間(座卓・こたつ・座布団)
    縁側(ソファ・ハンモック)
  • 共有キッチン:あり(かなり広いため、料理教室イベントもある)
  • 無料サービス:
    提供…耳栓
  • カフェ:なし
  • 建物:木造2階建て(ただし、ゲストハウスは1階のみ)

宿泊以外

宿泊以外にも大広間などを使ってイベントでの利用が可能。街の紹介イベント、トークイベント、料理教室など実例あり。イベントでは、プロジェクタも使用可能。

公式サイト:https://seto-masukichi.com/

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